狙い通りの髪色を作り出すために欠かせないヘアカラーの原理。
薬剤ごとの仕組み・特徴を理解することで、どんな髪色も自由自在に再現できるようになります。
薬剤を内部へ浸透させる
活性酸素を発生させる
アルカリが強いと「活性酸素」の発生量が増える
= 脱色・染色も強くなる
アルカリが低いと「活性酸素」の発生量が減る
= 脱色・染色も弱まる
濃度が高ければ100%スペックが発揮されるのに対し、濃度が低ければ活性酸素の発生が抑えられる。
脱色力 | 染色力 | ダメージ | スピード | 活性酸素 | |
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6% | 大きい | 早い | 多い | ||
4.5% | やや大きい | やや早い | やや多い | ||
3% | 普通 | 普通 | 普通 | ||
1.5% | 少ない | やや遅い | 少ない |
「染色」に必要な過水濃度は2%なので3%あれば染色はされる
脱色作用 | ダメージ | 色持ち | 発色 | |
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アルカリ | あり | 大 | 1〜3ヶ月 | 酸化重合 |
低アルカリ | 少しあり | 中 | 1〜3ヶ月 | 酸化重合 |
塩基 | なし | 小 | 2〜3週間 | イオン結合 |
マニキュア | なし | 小 | 3〜4週間 | イオン結合 |
HC | なし | なし | 2〜3週間 | 浸透・吸着 |
PHの移動があるのでダメージはゼロではない
染まり方 | 落とし方 | |
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マニキュア | −の電子のマニキュアが毛髪表面の+の電子にイオン結合して吸着。 | ブリーチ or ティントクリア |
塩基性料染 | +の電子の塩基性染料が毛髪表面の−の電子にイオン結合して吸着。 | ブリーチ or ティントクリア or ライトナーアルカリで消える場合あり |
HC料染 | 浸透・吸着 | ブリーチ or ティントクリア or ライトナーアルカリで消える場合あり |
脱色作用・染色作用が行われるので明度や彩度や色相が調整しやすい。
トーンアップで使用することはない。
健康毛には色が乗りにくい。
ダメージ毛には色が乗りにくい。